何首烏(かしゅう)という別名で呼ばれることもある。この物語の主人公。
特異な女運の元に生まれたらしい。中学の時、彼以外の家族、すなわち両親と弟が交通事故で全員死亡。ただ一人残された遺児となる。その後一人暮らしを始める。形式的ではあったが、父の友人であった槙島省吾が一応養父となった。その彼から彼が理事長を務める高校への入学を勧められ入学する。そこで彼の娘である槙島礼子と知り合う。礼子は彼を気に入り付き合い始めるが、彼女には強い加虐癖があり、そのため彼は重傷を負わされ植物人間にされてしまう。その後槙島省吾の何首烏プロジェクトによって人造の骨格、筋肉、神経を与えられ再生された。このため彼には通常の人間にはない能力を備えられることとなった。但し、身体の感覚を普通の人間のように持てたのは服部洋子と出会い彼女の鞭を経験してからで、それ以前は刺激を知ることはできても感じることは出来なかった。