Symphony Fantastique Symphony Fantastique 昂兵と礼子の思い出 秘められた絆パート1

 

(お知らせ)

キンドル版をアマゾンサイトにて公開することに伴い、当サイトにおけるPDF版の公開は終了いたします。

 

何一つ申し分の無い家庭に育ち、才能と美貌にも恵まれたスーパー女子高生が、自分を見つめ直す物語です。

タイトルでお分かりの通り、「何首烏」シリーズの設定を使っています。ただし、昂兵も礼子もここでは高校一年生です。つまりこの小説は「何首烏」のプロローグのような位置づけです。

槙島礼子の視点で、ようやく分かったばかりの大人の世界、青春期特有の大人とこどもの間で揺れる心、肉親に対する愛情がもたらす深層に広がる心の闇、そういったものに苦闘しながら自分を見つめ直す姿を描いてみました。

性器描写等はありませんが、暴力シーン?らしきものがあるので15歳未満の方の閲覧はご遠慮下さいませ。
(と一応言ってみたりする。SMだもんね。なにしろ)

この作品は、アイデアとしては精神的な部分の愛憎並び立つ状態でそれが同時に極限まで高まるSMというものをうんと深くして、性描写や官能という要素を徹底的に削ぎ落としたらいったいどんなものになるのだろうという超個人的興味が執筆の動機になっています。

ですから、若年層向けに分かりやすくしたというような配慮は一切ありません。結果的に、性描写などが無くなったのでアダルト指定は不要となったわけですが、この作品の本質としては「恋愛」でも「青春」でもなく、やはり「SM」ジャンルに収まるべきアダルト作品なのかなと作者は考えています。ですが主人公属性から言えばもちろんこれは「青春」譚であり、また主人公がどう否定しても、「恋愛」譚でもあります。ま、しかしこの点については読者の方が一人一人でお好きなように受け取られることでしょう。どれもこれも礼子の属性なのですから……。
因みにオンラインノベルサイト紹介サイトでは「アダルト」と名乗れるほどエロがないもののSMこだわりがあるので、従来通りアダルト小説紹介を認めているところだけに更新案内として紹介しています。また作品単位登録の紹介サイトでは、アダルトと併存できるところでは、「青春」ものまたは「恋愛」ものとしての紹介をしている場合もあります。(決まったジャンルを壊すのが私の狙いみたいなもんなので、仕方無い話ではあるんですけど、いつもこの検索サイト登録では悩みます。)

今回、小説書きとしての技術的挑戦としては、初めての女性一人称で通した長編作品だということがまず挙げられます。私の従来の長編は映画作りの手法を模した書き方をしていたので、シーン毎で章替えがあったのですが、今回はそれをやめ、シームレスで長編にすることにしました。これは主題が心理的葛藤なのでシーン切り替えをスパスパ入れたらかえって主人公に感情移入しにくいかなと考えた結果です。何しろ設定自体がほとんどの方には想像がつきにくいところを出発点に置いているわけですし、そこを想像で補うにはかなりディープに作品世界に入れないと楽しめませんからね。

エロもないし、分かりにくい内容なのでかなりのご批判を浴びそうですが、まあ、世界中に一本ぐらい、エロに分類されないSM小説があってもいいじゃないということで大目に見てやって下さい。

執筆を通してエロを全く入れないというのも結構難しいと実感した次第。でもそれはそれなりに面白いですね。ハマるかな?

 

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(2006年5月15日公開)
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