SMというのは人間が人間にいろいろするわけですが、単なる強姦、あるいは単なる乱暴、暴力とは何がどう違うのかと考えると結構深いものがあります。

例えば愛があればSMでそうじゃなければSMと呼べないなんて単純なものでないことは間違いないわけですが、
小説表現として見た場合SM小説と呼ばれるものとそうでない例えばレイプ陵辱小説との違いは奈辺にあるのか、
などと考えてみると予想外に簡単なことを発見します。

つまりですね、意思は見えるものにならないとダメなんですね。

見える意思、それは道具に他なりません。

しかし

「ありあわせに手にしたもの、ふだん使っているモノがそこにたまたまあっただけ、という理由でロープを使って女性を縛った」

これはSMじゃないんですよ。

 

妄想から始まり、工夫し調査し、相手にそれを見せ反応を確かめ、実際に使用し、その結果を見るというプロセス全部がSMなんですね。

つまりプレイの意思は、そこで使われる道具の形となって、自分とパートナーに共有される……のではないかと思うわけです。

勿論縄のような最小限の道具だってそうです。
縄は道具としてはシンプルですが、それをどのように回し、縛り、きれいな形とするかについて様々な方が研究し、
縄師と呼ばれる人を誕生させているほど奥の深い道具でもあります。

鞭も形状、材料、品質に数限りないバリエーションがあることも周知の通りで、
そういう意味でこういう道具を作ったり考案したりデザインしたりするということは
SMを一種の文化にしているという意味でたぶん非常に重要なことなんだと思います。

というわけで私は小説を書く場合、小説のイメージに合う道具を捜すため、かなり長い時間ネットサーフィンします。
それでも思うようなものが見つからず、結局妄想で作り上げた道具を登場させることもままありますけどね。

従来各作品で参考にしたところというリンク先でご紹介したりしていたところなのですが、場所がバラバラだと
私のブックマークとしても使いにくいなと思い、このほどこのページに集中させることにしました。

ユニークでしかも入念に仕上げられた珍品の数々、是非ご覧になってみてください。

なお、もう当然ですが、リンク先にはそう書いていないところもありますが、私の基準で言えばもう絶対十八歳未満お断りの世界です。

十八歳未満の方はお立ち寄りにならないようにお願いいたします。

なお念のため申し添えておきますが、ここにご紹介するにあたり、私はこちらから広告料などは一切もらっていませんし、
クリックされたら、あるいは商品販売につながった場合に手数料が入るとかいうアフィリエート契約もありません。
また売られている商品のチェックを実際にしたり、品質を確かめたことなどもありません。
あくまでも私の小説に対する皆様の理解 を促進させるためにここにご紹介しているものですのでその旨ご理解下さい。
従ってリンク先との商行為によって損害を被ったなどのトラブルがあっても
当方は一切関知いたしません。

Stockroom

イギリス人に啓蒙されたアメリカのデパート
やり方とかはイギリス人任せで
商売はアメリカ人
なかなかいい分業なのかも

SM用品のデパートという感じ


装身具

主人と奴隷の外見を整えるための鎖でできたアクセサリー専門。しかし重そうなパンティだ。

Fetisch Shop 24
meo
時折目を惹くようなものが並びます
「ナンパ指南」に登場したペニスロック(命名私)はここのカタログで初めて見つけたものです。

革製品全般

「堕天使への道」の槙島礼子が最初にオーダーする鞭の販売店はここです。で、鞭もここのカタログにあるものをそのまま採用しました。


男性用拘束具

ここを見て考えが変わったことが一つあります。それは男という生き物のことを自分がいかに知らなかったかということです。いやぁ、男って分かりませんね。ほんと。

Pierced Banana Fetish Shop
TieMeUp
Lust und Liebe

性器責め道具が充実

オーダーに応じて輸入代行も引き受けるということです。取引は日本語じゃなきゃダメという方には便利かも。

いつも 関係をさりげなく

ふだん着の中で実はお互いだけがお互いの立場を分かるようにしようという微妙なアクセサリー専門。プラトニックですな、相当。


光るアナルプラグ

かなりマニアックな、メタルの責め具があります。ドイツというところは町中至るところに鍛冶屋さんがあるだけにこういう品物が生まれやすい場所なんでしょうね。ホタルのようにお尻を光らせるってのは必見かも。ネタにしたくなるなぁ……

Leigh Heppell

ブロンズ像

オーダーメードもやるというかなりエロティック好きな銅像屋さんです。道具と言うより家具みたいなもんですね。大邸宅を手に入れ自分だけの秘密の部屋を作った暁には是非揃えてみたい品と言えばいいでしょうか。SMは芸術だとお考えの方にオススメです。でもM女の像ってブロンズ像っていうイメージとは違うよな、やっぱ銅像は女王様がなるべきでしょ。崇拝の対象っぽいし。

海外の美術館、それも性に関するものばかりを集めたリンクページです。見つけたばかりなので中味が参考になるかは未知数です。時間をかけてゆっくりと中味を見ていきたいと思います

文学的にも映画の世界でもSMの大金字塔と言うべきものが「O嬢の物語」。フランスの作品です。が何故かそのドイツ語訳がこのサイトのタイトルとなっています。

やはり実践SMならドイツがナンバー1ということなんでしょうか。このサイトでは、映画「O嬢の物語」に登場したのと同じデザインの、数々の衣装や小物品が買えることです。
但しドイツ語のみ。さあドイツ語を勉強しましょう。

worldofdreams
TICKLEBERRY
SMに使う電気製品の専用のショップとでも言えばいいんでしょうか。他では売っていないようなもの、ばかりを扱っている感じです。こんなんで商売になるのかなぁ……。こちらもイギリス。 ドイツばかりが目だってましたがここはイギリスのサイト。ショップであることは間違いありませんが、品物の解説がここほど実用的なところはそんなにないでしょう。もうこのショップの経営者がこの道を相当極めていることは説明を読んだだけで想像がつきます。品物が他と同じものもあったりしますが、やはりこれだけ深い商品知識を披露されると多少値段が高くてもここで買ってやろうって気になるのは当然ですね。日本からアクセスが増えたら日本語ページができるかもしれません。そうしてもらうと私も助かるんですが……。
dominity.com
swlogo
Heaven's Hell

OWKというFEMDOM系ビデオでは有名なサイトのショップです。メインはもちろんビデオ類なのですが、見逃せないのはビデオなどに登場する家具、小物類の販売を行っているところ。ヨーロッパってのはどうしてここまで本気でやるのかね……。

数字とアルファベットが全て揃った、ブランディング(烙印)用のやきごてとか、手加減なしで打ったら間違いなく相手を病院送りにできる4mの一条鞭とか、お遊びでは済みそうにない、シリアス、マジ系のアイテムが揃っています。

カナダのサイトです。

extremeなんていう大げさな言葉をサイトドメインに使っているのは決して宣伝の意味だけではない、と言っていいでしょう。

要するにお客自身が思いついた、見たことも聞いたこともないような金属製の責具とか拘束具ならなんでも作りましょう、という会社です。

なので他のアダルトグッズサイトと違い、既存の商品カタログは無くて、過去の製作例を自己の技術力アピールという感じで並べているだけです。

しかしこれは圧巻です。発注者の熱意が直に伝わってきます。いやもうそのアイデアの豊富さは脱帽モノとしか言えないでしょう。

受注生産の常で、客、店双方とも完成品を全く知らないままに契約しモノとして作るのですから、相当に緻密なコミュニケーションを取らないと決して日の目を見ることは無かったわけで、そうなるとこのサイトを飾っている写真の一点一点に、どれだけの物語があった、あるいは現在進行中なのか思いをはせずにはいられません。もちろん、時間も費用も相当かかっているはずです。

もう趣味の領域を越えているのかもしれませんね。

えっ、英語の敷居が高すぎる? 

ま、それはしょうがないですね。

まずバイリンガルの女王様を見つけてはいかがでしょう。

もしあなたが念願のSM専用プレイルームをどこかに確保できたなら、そこを殺風景なままにはしたくないことでしょう。

そんな時、壁を飾るインテリアとしてのアート作品をお探しということになればこちらのサイトをチェックしてみるのも悪くないかもしれません。

 

 

open to public started on June 17 2007