LINK (オンライン作家さん編)

こちらでご紹介しているサイトは、いわゆる相互リンクをしているところという意味ではありません。
当方の勝手リンクが基本です。そもそもサイトの方には私からはご連絡することもないので
ご存じでない方が多いはずです。
私自身が文を書く技術を盗ませてもらったり、アイデアやヒントをもらった作品があったという
取材場所とお考えいただければよろしいかと思います。
従って、もしここにご紹介されているサイトのオーナーさんで紹介がご迷惑だと感じられている方が
おられましたらご一報下さい。速やかに掲載を中止いたします。

ちなみにSymphony Fantastiqueの基本的なスタンスとしては、
作家さんが運営されているサイトに対しては、こちらからはリンクをお願いしないことにしております。

これは、読者さんの目から見てやはり自分の作品とある程度の共通項の
ある作品をリンク先に作品にも期待しているのだろうと考えたことと、
なにしろこっちはSM主体のアダルトですし、ご迷惑になることもあるでしょうから
そういう悩みをわざわざふっかけたくないと考えたからです。

無論、Symphony Fantastiqueをリンク先に加えたい方につきましては何も拘束は致しません。
どうぞご自由にリンクをお張り下さい。

 

綾綴人形

峰しずくさんの長編小説サイトです。たぶん私には今後も絶対に書けないような細かな現代の女性心理の内面描写の多い作品がたくさん並んでます。
だから私には非常に新鮮に見えます。あ、そういうもんなのかって・・・

妖しい書庫
更科さんという方のサイトです。ご本人の小説のほか多くの方の投稿作品が置かれている書庫でもあります。私は最近見つけたのですが、更科さんのSM観は新鮮に見えます。
一番現代的なのかもしれません。
鏡と首輪

夕涼さんという方のサイトです。
オンライン小説での長編はそんなに長編でないことが多いのですが、こちらは間違いなく長編です。

夕涼さんは肉欲と愛情というコントラストを私とはまったく違う方法で描かれておられます。ストーリーもユニークで面白いので一読をお勧めします。

りおさんという方のサイトです。一応18禁ということですが、もう中身はほとんど純愛です。
本当なら先方のサイトに私の感想を書きこむのが筋かもしれませんが、掲示板みたら女性ばっかりで、ちょっと気が引けたもんでこちらでこっそりと紹介することにしました。
いや、それぐらいいいんです。小説が・・・。歌舞伎町が小学校の校区にひっかかる場所で育ったわたしからすると、りおさんのような方、あるいは彼女の作り出してる主役の女性は、この今の日本に本当に存在するのだろうかと疑いたくなるような人物で・・・。ストーリーからすればそんなに変わったものではない恋愛が、りおさんにかかると普通じゃなくなるんです。
それぐらいすごい筆力なんです。女性の心の書き方・・・。もう圧倒されました。
で、余計なことをもう一つ言えば、ご本人からすれば心外でしょうけど、私が「奴隷〜」で表現したのと同じようなM性も感じるんです。この作品。とにかく「せつない」という言葉の意味が私にはようやく理解できたような気がしました。それはM性の自覚なんだと思います。失礼を承知であえて言えばせつない系小説のファンは潜在的Mさんかもしれませんね。
こんな感想、あちらのサイトに書くわけにはいかなかったのでね。りおさんごめんなさい。 変な紹介しちゃって。

「あの夕日、続く坂道」シリーズ3部作。
とにかく一度お読みになったらいかがかと。
作者のりおさんといろいろとメッセージの交換を させてもらってます。
で、りおさんは何とこのサイト以外にも裏サイトをお持ちということが判明。先日その作品のいくつかを拝見させてもらったところ、「これってSMじゃん」という作品を発見しました。あらまというか、やっぱりと言うか・・・・・・。
見たい方は、りおさんの作品の感想メールとかをご本人に送ってあげましょう。同じSMでもりおさんが書くとこうなるのかと。新鮮でした。いろいろありますが、りおさんの作品を繰り返し読んで、私は私のスタイルというものを発見できたということで私にとって非常にエポックメーキングな存在なのです。

え〜と、あと一つ付け加えますと、私の「ご近所づきあい」の主人公の語り口について、かなりりおさんの書き方とウェイフさんの書き方を参考にさせてもらってます。

2006年2月の追記
ところで最近りおさんの最新連載「あなたしか知らない」が遂に完結しました。私は何度か読もうかなと思いつつも、やはり完結してから一気に読みたいという人間なのでこの完結を心待ちにしておりました。
で、早速ダウンロード版を読ませてもらいました。
読む前からある種そういう予感はあったのですが、何と申しましょうか、りおさんの読者さんでいるというのはつくづく大変なことだと思ったわけで、ジェットコースターに乗せられて正弦波(つまりサインカーブですな)になったコースを延々と辿らされる感じと言えばいいのでしょうか、おそらく主人公に感情移入した読者にとってもっとも出会いたくない場面が次々と現れるかと思えば予想外の幸運もあってと、普通なら絶対そんな劇的になるはずもないラブストーリーが徹底的に劇的になってるんですなぁ。もう脱帽ものです。私にもし読者さんをここまで引込める筆致が備わっていたとしても、読者さんが可哀想でとても書けないなぁなどと思ったりして。一読者の一人として何度もりおさんにやられたという感じを味合わされました。きっとりおさん、ここそこでニンマリしたのだろうなと。
ということは、もしかしてりおさんの思わぬS性を見たのかも。恋愛のハラハラドキドキ感が好きという方は必見の一本という感じです。
これぐらい読者を自由自在に振り回せるようになりたいものです。ハイ。

ほぼ毎日更新というとんでもない偉業に向かって邁進中毎日更新はやめたとのウェイフさんのサイトです。(いやあ、気楽になれてほんとヨカッタですね。)本当に書くことが好きなんだなぁと思える作品が並んでいます。
私がこういう気分を理解できるようになったのは割と最近のことですが、ウェイフさんの楽しみながら書くという姿勢は、妙に殺気ばかり高めていた従来の私の執筆姿勢を修正してくれた感じがあります。

「彼岸の絆」巻末に「あとがき」を書いて頂きました。それで、そのお礼に、私の短編第一号「プレゼンテーション特訓」をこちらに献上しています。

ほぼ毎日更新をしながら迎えたサイトオープン一周年記念に、ウェイフさんの卒論との闘いに思いをはせた?短編「卒論は人生の分かれ道」を献上致しました。

え〜と、上のサイトの紹介でも書いたことですが、私の「ご近所づきあい」の主人公の語り口については、かなりりおさんの書き方とウェイフさんの書き方を参考というかシミュレーションさせてもらってます。

玲・士方(リン・シーファン)さんのオリジナル小説のサイトです。サイト全体に独特な、落ち着きのある上品なムードがあふれています。デザインだけでなく、言葉も上品に洗練されていて、こちらではサイトマスターは「司書」と呼ばれるならわしもあるようです。

こちらの作品の特徴もSM要素がありますが、(でなければここに紹介することはないわけですけど)自縛専門百合専門SMという、かなりのニッチなところを突いたものになっています。自縛ということは、登場人物は一人だし、動きは極端に少なくなるし、一つのシーンが延々と続くことになりますから、小説にするにはよほど心理描写に豊かな才能をお持ちでないと書くのが難しいということは私にも分かるわけですが、玲さんはまさにそういう才能に恵まれている方です。

神無月瑛さんという方のオリジナル小説サイトです。読みやすい、短文を重ねる文体でサクサク読めるタイプの小説です。またシーン描写よりは心情描写に重きを置いた、つまり少々私の作風に近い官能小説などもあります。さらにかなり大胆な、つまり他では見かけないような表現をされているかなり個性的な作品も混じっています。ネット上には星の数ほどいろいろな官能小説が出てますが、オリジナリティを強く感じるものは意外と少なく、その意味でこちらのサイトは貴重でしょう。

ただし、エキスパンドブック形式の電子本形式のものも多いので事前にビューワー等をインストールしておく必要があることと、最後まで読もうとすると有料となります。高い料金ではありませんが。

桜庭馨さんという方のオリジナル小説サイトです。実は下の方にリンクしてる私のブログでもお気に入り小説として1作品取り上げていますが、オリジナリティと多様な感性を感じる作品が多く、非常に感銘を受けております。ただ、少し固いところが多いから若い方にはとっつきにくいと感じられる方もおられるかもしれませんけど。SMという言葉にピタっと決まるほど激しいものではないですけど、そういう要素も入っています。味付け程度の上品なSMを読みたいという方にはよろしいのでは。
朱里さんという方のオリジナル小説のサイトです。官能というのはただやたらとシーン描写だけを書けばいいというものじゃないと、お考えの方にお勧めのサイトです。濡れ場になる前に気持ちを濡らすタイプの小説と言えばいいのでしょうか。登場人物の心の動き、動揺そういうもので感情移入させられる小説が沢山あります。SM色は非常に少ないのですが、全然ないというわけではありません。ですけど非常に上品なサイトです。

オンライン小説界でも異色という形容詞がぴったり来るところは、意外と少ないようですが、私的にはその筆頭にあげたいサイトです。サイトオーナー西田三郎さんのパワフルでエネルギッシュ、マルチタレントぶりがいかんなく発揮された活躍がそのまま現れたサイトです。シリアスな社会ネタから映画論評、ギャグ、エロに渡る豊富なエッセイ、そしてエロ満載の豊富な小説群、さらには恋愛相談にも応じると八面六臂のサイト作りがされており、そのすべてを理解することは少なくとも私にはもうゼッタイ無理というスーパーサイトです。

実はここにご紹介しようとだいぶ前から考えてはいたのですが、手抜きだらけの私のサイトとは全く違うし、小説も私の書くものは長いけど根っこは単純な価値観であるのに対し、西田さんの作品は短いけどかなり難しい価値観がベースにあるように見受けられ、テーストが違いすぎるかしらんと遠慮しておりました。エロは多いのですが、SM色はあまりありませんし。(関西はSM先進文化圏なのにね)

見方によっては関西的アンチテーゼをサイト全体で表わしているようにも見えるところですので、最近頭がガチガチに固くなったかなと感じている方が頭を柔らかくするのに特にお勧めのサイトです。

マルチエンディングマルチパフォーマンス小説とでも呼べばいいのでしょうか、多面的な魅力満載の「緋蜜の花」という小説がメインの、笠原琴乃さんという方が主催されておられるサイトです。同じ設定から始まりエンディングを複数用意するのは私も「妖華繚乱」でやったのですが、あれとはスケールが全然違います。大規模で緻密なパラレルワールドを見事に表現されておられます。内容についてはSM色というよりホラーかミステリー的味付けの方が目立つのですが、現在もマルチエンディングの加筆が進んでいますので、より本格的なSMシーンが登場しそうな感じはあります。というわけで目が離せません。なおサイト名の12.5cmが何を意味するのか私にはいまだにわからないのですが……。いずれその謎解きもあるのでしょう。
放射朗さんという方のサイトです。一般小説とアダルト小説と両方書かれています。こちらで紹介したいのはもちろんアダルトの方で、ほとんどすべての作品が女が男を責める、しかも男性視点オンリーという作品です。私の書くS女ものが入門編ぐらいなら、こちらのはもうエキスパート領域ぐらいになるのかな。
え〜と、私にとっては嬉しいことに、全部ではありませんが、縦書きpdfの電子本の作品もあります。(やっと仲間が…… うるうる)
nk archives

久しぶりに発掘させてもらったこのサイトはS女系小説専門です。しかも私も言葉だけでしか知らなかった「二人称小説」専門という珍しいところ。

なるほど「二人称小説」というのはこういうものなのか、と大いに勉強させてもらいました。

暗示にかかりやすい人にはオススメかも。

「女王さまに下克上!」という小説があって、「ほう、M男の逆襲話かな」と、そのタイトルに引かれてお邪魔したのですが、結論から言うと正統派ラブコメ小説で、決して鞭を振るう女がメインではありません。ツンデレと言うんでしょうね。ヒロインの豹変ぶりが私的にはちょっとピンと来ないところがあります。また、対戦車砲やら、マシンガン、戦車、拳銃、ナイフなどの凶器類や、人を殺す話は沢山出てくるのでまあ危ないと言えば危ないのかなぁ。高橋留美子のマンガを思い出すノリの話です。
で、面白いです。設定が破天荒で物語が進むとだんだん普通のラブコメという感じになってちょっと私的には物足りない感じもありますけど、普通に向かう安心感が読者さんの満足につながっていますから、これはこれでいいのでしょう。もちろん全年齢OKのサイトで、この作品は現在も完結しておらず連載中です。

vive(ヴィーヴェと読む。二番目のvは決してbではないのでお間違いなきよう……)さんと言う方が管理人です。

で思ったのは、18禁のSM小説にこの設定は活かせないか? ということで機会があれば何か書いてみようかとにんまりしていたりするのです。

その他のお気に入りになったオンライン小説の感想など

紙虎
日本の方なのか、日本のアニメ、コミックにハマった向こうの方なのかわかりませんが、とにかく日本のコミックぽい画風でありながらそれでいて外国のSMを感じる不思議な絵を描かれておらえるのが紙虎さんです。何となく私が書く物語と臭いが似ているような気がするんですね。私だけかなぁ。

小説とは全く関係ないのです。が、どうしても皆さんに紹介したい!

よく出来た替え歌が沢山あります。もちろんSM色濃厚。

というわけで強引に掲載。海外サイトではこういう替え歌サイト結構あるようですが、国内では非常に珍しいと思います。

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